コンタクトレンズを使用中に、近くのものが見えにくいと感じるようになったら老眼が始まっている可能性があります。老眼は徐々に進行し、ますます近くの物が見えなくなっていきます。
遠近両用の仕組みについて
老眼が始まっても、コンタクトレンズを外すと多少見えやすくなります。しかし、メガネのように付けたり、外したりができませんので困ったことになります。
しかし、老眼が始まったからといって慌てることはありません。メガネと同様にコンタクトレンズにも最近は遠近両用があるからです。
一枚のレンズの中に遠近両用の度数を入れることができるのだろうかと不思議に感じるかもしれませんが、レンズの中心部に遠用度数が、そして周辺部分に近用度数が同心円状に分布しています。下を向いて近くを見る場合は、多少レンズがずり上がり周辺の近用度数で見ることができるようになっています。
また、近くを見ようとすると脳は遠用度数を無視することも遠近両用が機能する仕組みになっています。慣れるまでは多少めまいがするかもしれませんが、やがて慣れてきます。
40代の後半くらいから誰でも老眼が始まります。老眼が始まった場合は、コンタクトレズも遠近両用タイプに変えなければなりません。慣れてくると、自然な感覚で遠くも近くも見ることが出来るようになります。
